災害後の人々の健康維持・回復に向けた ケア戦略の開発

Implementation:

2018年4月 研究協力者募集、2018年5月~ 12月 データ収集、介入プログラムの実施、2019年1月~ 3月 データの統合と解析、研究レポート作成

Implementing partners:

兵庫県立大学

Location of research:

日本

Total Budget:
US$ 80,000

自然災害は大規模化し、かつ頻発に発生しており、災害への備えとして災害リスクとその影響の低減の検討が求められています。特に、高齢者は被災後、慢性疾患の悪化や心的外傷後ストレス障害(PTSD)やうつ病の合併など、身体的・精神的脆弱性を有しています。
また、医療職員や行政職員は被災後の対応において高いストレス下での職務継続が求められるため、PTSDやうつの予防措置についての検討が必要です。

研究目的

本研究では、
1) 65歳以上の要介護高齢者の被災後の基本的なニーズや課題を明らかにする。
2) PTSDやうつを予防するプログラムを被災地の行政職員や医療職員を対象に実施し、実施における課題や適用可能性を検討し、その効果に関する仮説を立案する。

方法

1) 65歳以上の要介護高齢者20人を対象に半構造化面接を行い、被災後の健康状況やニーズ等の情報を収集し、質的に解析する。
2) 熊本地震(2016年)被災地の医療職員や行政職員200人を対象にPTSDやうつの予防プログラムを実施し、受講しない200人と比較・評価する。

成果

1) 要介護高齢者の災害後の生活・健康状況やニーズ等を把握する。
2) 被災地の医療職員や行政職員を対象とするPTSDやうつ予防プログラムの実施における課題や適用可能性も含めた基本的な情報を提供する。
3) 被災者のより良いリスク管理のための政策提言を可能とし、災害健康危機管領域の科学的エビデンスを強化する。
4) 仙台防災枠組みの具体的実践例の提示。

研究チーム

リサーチ主導施設:兵庫県立大学
地域ケア開発研究所 山本 あい子 教授(主導研究員)
地域ケア開発研究所所長 増野 園惠 教授
地域ケア開発研究所 千葉 理恵 准教授
看護学部 森 菊子 教授
看護学部 高見 美保 教授

熊本大学大学院生命科学研究部看護学講座 宇佐美 しおり 教授
むさしケ丘クリニック 高橋 教朗 医師
WHO神戸センター 茅野 龍馬 医官

 

ダウンロード: