ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の進展状況を評価するうえで重要になってくるのが「標準化された指標」です。WHO神戸センターでは、特に高齢化社会における評価指標、および評価指標に関連する諸問題について研究を行っています。

主な研究課題

WHOと世界銀行は、すでにUHCの達成状況を評価するためのグローバルな評価指標を持っています。しかし、高齢化社会の複雑なニーズに応えられているかどうかを適切に評価する指標はなく、より適切な指標作りが求められています。WHO神戸センターは、そうした指標作りに向けた各国の取り組みを支援する研究を行っています。

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UHCの達成度は、異なるさまざま指標やツールを用いて評価することが可能です。たとえば、高齢者が必要な医療や介護を受けられているか、医療や介護を受ける人の経済的な負担は適切かといった情報は、国や地域の医療政策の改善にとっても大変重要です。WHO神戸センターでは、こうした情報を適切に評価するためのツールの開発やデータベースの構築などに取り組んでいます。

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一般的なUHCの評価指標に基づいて得られた数量データは、政策決定などに持つ意味合いが明確ではなく、十分に活用されないまま終わることがあります。得られたデータを国や地域の政策や事業に還元するためには、ナレッジ・トランスレーション、すなわち、データに実践的な意味付けを行い、それを政策決定や事業を行う人に伝えていくことが必要です。WHO神戸センターでは、ナレッジ・トランスレーションのモデルケースやイノベーティブな取り組みに関する研究を行っています。 

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