ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)推進のためのリーダーシッププログラム

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実施期間:

2017年3月~ 2021年12月

第1回プログラム: 2017年3月、第2回プログラム: 2017年7月、第3回プログラム: 2017年11月、第4回プログラム: 2018年3月
年に3回のプログラムを実施( 2018年~2021年)

連携機関:

WHO 神戸センター、神奈川県

研究対象地域:

日本

総予算:

高齢化の状況は国によってさまざまですが、高齢化をすでに経験している国であっても、これから迎える国でも、高齢社会が保健・福祉制度に与える影響が何かを十分に把握できていません。そこで今、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)実現に向けて保健制度の強化に取組むことが、現行の制度を抜本的に変革し、将来に備える良い機会となります。そのためには公平性の確保が重要で、部門横断的な取り組みと地域社会の巻き込みが必須になります。 各国がまだ高齢化対策の初期段階にあることを考慮すれば、新たな保健制度の設計、サービス提供、財源確保に関する見通し(ロードマップ)の策定を進めるチャンスと捉えることもできるのです。

本プログラムでは、各国の担当者(個人および担当チーム)を対象としたリーダーシップ・トレーニング、連携強化支援、結果指向の共同行動イニシアチブの策定などのプログラムを提供し、各国のユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)アジェンダの推進と加速を後押ししていきます。そして、各国の政治経済制度を方向づけ、「ノウハウ」を明確にすることに主な重点を置いています。

このプログラムは神奈川県との共同開催で、特に低・中所得国のユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)分野のリーダーを対象として将来の政策オプションに関するエビデンスやデータ、情報、事例を共有する機会を提供します。

プログラムの目標は下記のとおりです。

1. UHCの実現・人口高齢化に対応する新制度への改革を主導、推進、設計、実施する国レベル・地方レベルの意思決定の共有する。

2. どうすれば高齢化社会のニーズに保健制度が対応できるか日本およびアジア諸国がそれぞれの教訓や知見を共有する。

3. 各国における行動計画(またはロードマップ)の策定を支援する。

4. 高齢者を支える保健・福祉制度設計に必要な要素(後述)に関わる高齢先進国(日本、シンガポールなど)の教訓・事例やWHOの知見を提示する。a) 必要なサービスの選定、b) 提供システムのモデル(および各国のニーズに合わせた応用)、c) 財務戦略、d) 保健医療従事者に及ぼす影響、e) 技術の利用、f) 実現するためのガバナンス戦略。

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