ミャンマーとマレーシアの高齢者向けに改良と検証を加えた健康モニタリングツール

Implementation:

2018年12月~ 2020年4月

Implementing partners:

代表研究機関: マレーシア国民大学
参加研究機関: 新潟大学、マレーシア国民大学、国立国際医療研究センター(日本)、東京大学、千葉大学
主導研究者: Shamsul Azhar Shah(マレーシア国民大学医学部地域保健学科)

Location of research:

マレーシア、ミャンマー

Total Budget:
60,000 米ドル

背景

世界中で急速な人口の高齢化が進んでいます。高齢者のニーズに合わせた保健医療制度の開発が必要です。保健医療制度の強化にあたっては、高齢社会の視点に立ったユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の実施に関する評価が不可欠です。高齢人口を対象としたUHCを効果的にモニタリングするためには、保健医療サービスの範囲や経済的保護に関する質の高いデータが必要となります。

マレーシアとミャンマーでは、現在のところ高齢者が全人口に対して占める割合は大きくありません。両国において、この割合は今後30年間で倍増すると予測されており、UHCの推進は大きな意義を有しています。しかし、高齢者の社会保健サービスのニーズについては十分解明されていません。本研究の目的は、日本老年学的評価研究(JAGES)を活用し、日本で得られた高齢化と健康に関する豊富な研究実績に基づき、高齢者の健康と機能の状態を測定するための標準ツールを開発することです。JAGESは、地域に居住する高齢者を対象とした日本最大規模の経時的調査です。JAGESでは、高齢者における健康問題の原因と健康格差を把握するために、社会疫学的なアプローチを採用しています。

目標

高齢者集団を対象とした、健康と機能の状態、および、健康格差を測定するために利用できる調査ツールの開発

研究手法

  1. マレーシアとミャンマーで利用できるようにJAGESツールを改良・検証する予備試験
  2. マレーシアとミャンマーにおける改良ツールを用いた人口ベースの調査

期待される成果

  1. マレーシアとミャンマーの高齢者人口を対象とした、健康と機能の状態、および、健康格差を測定するために有効な調査票
  2. マレーシアとミャンマーにおける社会参加とヘルスケアへのアクセスが個人の健康アウトカムに及ぼす影響についての査読付き論文

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