2021-05-07

神戸大学医学部を対象に公衆衛生学講義を実施

WHO神戸センター/神戸大学医学部

2021年5月7日、神戸大学医学部3年生約120名が履修する「公衆衛生学」において、WHO神戸センターのローゼンバーグ恵美技官が講義を行いました。例年対面式で行われる本講義を、新型コロナウイルス感染症の状況を考慮し、昨年度に続き今年もオンラインで実施しました。

講義では、はじめに新型コロナウイルス感染症による世界的なパンデミックへの対応を事例に用いながら、WHOの役割や機能について紹介しました。さらに後半では、WHOが推進するユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)や、WHO神戸センターが取り組む高齢化とUHCに関わる研究事業について解説しました。

講義後の質疑応答では、WHOで働くためのキャリアパスに関しても質問があり、公衆衛生学や国際関係学など関連分野での大学院教育や職務経験を得た後、公募に応募する方法、JPO派遣制度を利用して国内選考を経た後に派遣される方法、WHOでのインターンシップから始めて徐々にキャリアップしていく方法など、さまざまなキャリアパスが紹介されました。