2021-10-13

京都大学 大学院医学研究科 国際保健講座で健康の社会的決定要因について講義

WHO神戸センターのローゼンバーグ恵美技官は、10月13日、京都大学 大学院医学研究科 国際保健講座で英語での講義を行いました。今年で6回目となる本講義は昨年同様オンラインで行われ、日本人の学生に加えてアメリカ、オーストラリア、中国、フィリピンからの学生や、同大学院の教員が聴講しました。

講義では、世界的に見られる健康格差を解消するために、貧困や教育などの社会問題に取り組む重要性が示されました。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックに関連する最新の研究結果も用いながら、ローゼンバーグ技官は「今回のパンデミックでは、経済と保健の関係や健康格差の問題などが浮き彫りになりました」と指摘。貧困などの社会的要因が人々の医療アクセスや健康にどう影響するのか、解説が行われました。