2018-10-05

WKCフォーラム「健康・災害リスク管理における科学的進歩へのグローバルな取り組み-アジア太平洋地域へ期待されること」開催のお知らせ 

WHO神戸センターは、アジア太平洋災害医学会と協力して、WKCフォーラム「健康・災害リスク管理における科学的進歩へのグローバルな取り組み-アジア太平洋地域へ期待されること」を下記のとおり開催します。

近年、自然災害は増加し、災害がもたらす被害は深刻化しています。人々の健康と暮らしを自然災害から守るにはどのような対応や政策が求められているのでしょうか?

2016年、WHOは世界の専門家・研究者に呼びかけて、グローバル・リサーチネットワークを立ち上げました。ネットワークではコアメンバーが会議を重ね、健康・災害リスク管理に関わる政策について検討し、エビデンスの構築に向けて動き始めました。

本シンポジウムではWHOのグローバル・リサーチネットワークの展望について紹介するとともに、災害の多い日本やアジア太平洋地域の持つ知見の世界的な貢献について、議論します。

昨年、WHO 緊急医療チームが情報収集や報告に使用する基礎情報セット (Minimum Data Set)に日本が開発した医療情報収集方式を採用することが決定し、世界的にも大きな話題となりました。この基礎情報セット (Minimum Data Set)の今後の活用、また医療データ以外のデータの活用についても本フォーラムで議論されます。

日時:2018年10月16日(火)15:15~18:30

会場:シーサイドホテル舞子ビラ2階

言語:日本語・英語同時通訳

定員:300人

国際災害医療県民フォーラム参加方法やプログラムなど詳細はフォーラムチラシ(下記リンク)をご覧ください。

お問い合わせ先:兵庫県災害医療センター事務部(078-241-3131(代))

「健康・災害リスク管理における科学的進歩へのグローバルな取り組み-アジア太平洋地域へ期待されること」は第14回アジア太平洋災害医学会の国際災害医療県民フォーラムの一部として開催します。

 

WKCフォーラム「健康・災害リスク管理における科学的進歩へのグローバルな取り組み-アジア太平洋地域へ期待されること」

プログラムと登壇者一覧ダウンロード

(敬称略)
モデレーター: WHO神戸センター 茅野龍馬
開会挨拶:WHO神戸センター Sarah Louise Barber所長、兵庫県災害医療センター 中山伸一センター長
講演:

  • WHO ジュネーブ本部 Jonathan Abrahams
  • イングランド公衆衛生サービス(PHE)Virginia Murray
  • 香港中文大学 Emily Ying Yang Chan
  • フィリピン大学 Tedoro Herbosa
  • 産業医科大学 久保達彦
  • Chulabhorn病院(タイ王国) Phumin Silapunt

災害時健康危機管理の研究における主要領域と最新活動

パート1:日本における災害発生時のヘルスサポートシステムとデータ管理システム

座長:大阪府済生会千里病院甲斐 達朗/香港中文大学 Emily Ying Yang Chan

  • 東京医科歯科大学 大友康裕
  • 独協医科大学 五明佐也香
  • 浜松医科大学 尾島俊之
  • 東北大学災害科学国際研究所 江川新一

パート2:災害発生後のこころのケア

座長:筑波大学 高橋晶/イングランド公衆衛生サービス(PHE)Virginia Murray

  • 国立精神神経医療研究センター 金吉晴
  • Sherbrooke大学(カナダ)Mélissa Généreux
  • 兵庫県立大学 増野園惠
  • Bangchak 病院(タイ王国)Kaninn Keeratipongpaiboon

閉会挨拶: 

  • WHO西太平洋地域事務局 Heather Papowitz
  • WHO東南アジア地域事務局 Nilesh Buddh

関連リンク

プログラムと登壇者一覧

第14回アジア太平洋災害医学会公式ウェブサイト:http://www.apcdm2018.org/index.html

「国際災害医療県民フォーラム~神戸・ひょうごから世界に向けて~」チラシ:http://apcdm2018.org/data/program/hyogo_forum02.pdf