2017-04-06

WHOアサモア・バー事務局次長が神戸を訪問

2017年4月6日、アサモア・バーWHO事務局次長が初めて神戸を公式訪問し、井戸敏三兵庫県知事、玉田敏郎神戸市副市長を表敬訪問しました。

まずはじめに、アサモア・バーWHO事務局次長は1996年から20年間にわたって続く地元の皆さんや神戸グループの温かいご支援に心からの感謝の意を表しました。

井戸知事への訪問では、井戸知事が2007年にジュネーブのWHO本部をご訪問された時の思い出に触れ、改めて、兵庫県が神戸センターを支え、育ててくれたことへの謝意を伝えました。そしてこれまで16年間、県民の健康と安全を守るため力強いリーダーシップを発揮する井戸知事を賞賛しました。



玉田副市長への訪問では、神戸医療産業都市の目覚しい発展と、世界レベルのバイオメディカル研究の進展について触れ、阪神・淡路大震災からの復興のシンボルとして果たす有意義な役割に敬意を表しました。

井戸知事、玉田副市長からは昨年のG7神戸保健大臣会合開催に向けた神戸センターの貢献に対して、また、5年間にわたるロス所長のリーダーシップへの謝意が述べられました。

アサモア・バーWHO事務局次長は、神戸センターが担う役割がWHO内においても、地元においても、独特の位置づけであるとし、「グローカル」な役割を担って、これまでの実績に基づいて、これからも兵庫・神戸から世界に向けて情報発信していくと強調しました。

そして、神戸センターが多国籍のチームで幅広い領域のイノベーション研究(ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)、イノベーション、高齢化、そして健康危機)を展開していく中においても、日本の経験が急速に高齢化する世界でも貴重であるとの認識が示されました。

アサモア・バー次長の関東訪問

3月31日、WKCが神奈川県との協力で実施した第1回UHCリーダーシッププログラムの閉会式で挨拶。このプログラムは高齢化を見据えた保健システム強化に目したものであり、カンボジア、マレーシア、ベトナム、シンガポール、日本の専門家や行政官が参加した。

4月3、4日、神奈川県を訪問。黒岩神奈川県知事及び県の幹部職員と面会し、また、ヘルスケア・ニューフロンティア構想の関連施設を訪問した。

4月7日、ダグラス・ベッチャー非感染症疾患予防部長とともに塩崎恭久厚生労働大臣を表敬訪問し、東京の屋内施設を含む公衆の場所での完全禁煙の必要性について議論した。二人は2000年の東京オリンピック及びパラリンピックの前に完全禁煙の実現を望むマーガレット・チャンWHO事務局長からの要望書を大臣に手渡した。

参考リンク

Tobacco Free Initiative (TFI) - 英語版