2016-05-16

WKCフォーラム「いま、改めて世界の健康を考える」開催のお知らせ ~伊勢志摩サミットからG7神戸保健大臣会合に向けて~

関西学院大学、WHO神戸センター、G7神戸保健大臣会合推進協議会は共催でフォーラム「いま、改めて世界の健康を考える ~伊勢志摩サミットからG7神戸保健大臣会合に向けて~」を下記のとおり開催します。

いよいよ今月26日と27日には伊勢志摩サミットが開催されます。また、9月11日、12日には神戸市内でG7神戸保健大臣会合が開催され、保健分野における国際的な課題についてG7の保健担当大臣が議論します。
健康であることは誰にとっても重要です。各国政府は国民の健康を守るためにどのような政策を取ればいいのでしょうか?ボーダレス時代の昨今では、一国での対策だけは不十分で、各国、国際機関、その他多くのステークホルダーの連携が必要となります。また主要先進国の力強いリーダーシップが期待されます。

今回のG7サミットでは保健についてどのような課題が議論されるのでしょうか?世界を見渡せば、保健に関する課題は数多いことがわかります。一例を挙げますと、国境を越えて拡大する感染症の問題です。エボラ出血熱、中東呼吸器症候群(MERS)や新型インフルエンザ、デング熱、ブラジルなどで流行が続くジカ熱など、急速に拡大する感染症に対する対応は急務です。
また、世界中で起きる災害と健康危機の問題です。熊本やエクアドルでの地震、津波やサイクロン、洪水や地すべりなど、災害時の健康の問題についても対応が必要です。
そして保健システムの強化についてです。保健システムが整っていない国では突然起きる感染症の拡大や災害時の健康危機に対応することができません。各国がユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)を実現し、誰もが基本的な医療を受けることができるために、保健システムの強化が必須となります。

広範囲にわたる健康、保健に関する課題について、世界はどのように対応してけばいいのでしょうか?今回のフォーラムでは「世界の健康について」学生の皆さんと一緒に考えてまいります。
またWHOやWHO神戸センターの役割について紹介させていただき、将来国際機関で活躍したいと希望する学生さんのために、国際人として望まれることについても議論を行います。

G7神戸保健大臣会合開催記念講演会・トークセッション  「いま、改めて世界の健康を考える ~伊勢志摩サミットからG7神戸保健大臣会合に向けて~」さらなる推進

日時: 2016年6月8日(水) 15:10-16:40(開場14:40)
会場: 関西学院大学 図書館ホール
  (〒662-8501 西宮市上ヶ原1-1-155 TEL 0798-54-6442)
対象: 学生、一般市民150人(先着順・申し込み必要(詳細)・参加費無料)
言語: 英語・日本語(同時通訳あり)

<プログラム>
15:10-15:20 開会
関西学院大学SGU招聘客員教授 久木田 純教授
(前国連児童基金(UNICEF)駐カザフスタン事務所代表)

15:20-15:25 挨拶
兵庫県健康福祉部医監 山本 光昭

15:25-15:55 講演 「いま、改めて世界の健康を考える ~伊勢志摩サミットからG7神戸保健大臣会合に向けて~」 WHO神戸センター所長 アレックス・ロス

15:55-16:10 久木田教授とロス所長のトークセッション
「世界市民として活躍するためには」

16:10‐16:30 質疑応答(会場の皆さんとのオープン・ディスカッション)

16:40 閉会

<参加申し込み(一般参加)>
申込み専用サイト(https://goo.gl/F2LgtP)から登録。申込締切:2016年6月6日(月)。

「いま、改めて世界の健康を考える」講演会ご案内