2017-06-01

認知症の「グローバル・アクション・プラン」WHO総会で採択

スイスのジュネーブで開催された第70回WHO総会で、5月29日、“Global Action Plan on the Public Health Response to Dementia, 2017-2025”が採択されました。これを受けて、世界各国で行動計画と戦略の立案・更新が進められます。この行動計画は、日本のみならず、高齢化が進む世界各国での認知症への対応を推し進めるものです。

WHO神戸センターでは、神戸大学と共同して、認知症ハイリスクの高齢者を対象とした早期発見・早期介入をめざす研究を進めています。

今回の行動計画は、認知症患者さんや、そのご家族、介護者の方の生活改善や地域・国レベルでの負担軽減を目指した総合的な内容で、具体的には認知症に関する啓発や認知症に優しい社会づくりの推進、認知症リスクの低減や診断、治療、ケアの改善などが含まれています。