2013-12-12

WHOグローバルフォーラム:高齢者のためのイノベーションレポート

WHO神戸センターは2013年12月10日~12日、兵庫県神戸市において「WHOグローバルフォーラム:高齢者のためのイノベーション」を開催しました。



急速に増加する高齢者人口が、できる限り長く、健康で、生産的かつ独立性を保った生活を送るためには、最も必要とされているニーズを特定し、安全で効率的、かつ価格も手ごろで誰もがどの国や社会においても享受でき、利用者にとっても受け入れ可能なイノベーションが必要とされています。

今回のフォーラムでは、政策立案者、研究者、医療・介護ケア従事者、関連産業など幅広い関係者の参加により、健康的な高齢化を実現するために必要な技術的・社会的イノベーションについて活発な議論が展開されました。



出席者は21カ国から172人にのぼり、政府代表者(中国、香港、日本、マレーシア、シンガポール、タイ)、保健医療分野の民間セクター、非営利組織、研究所、学術機関、そして、OECDや世界銀行といった国際機関からの参加者が一堂に会する機会となりました。



本フォーラムの成果は、WHOならびにWHO神戸センターがこの分野で取り組むべき課題について、また、高齢者のための社会的・技術的イノベーションに関連する今後の国際的な公衆衛生の政策方針を明確にするために活用されます。
 

「WHOグローバルフォーラム:高齢者のためのイノベーション」 レポート

WHOグローバルフォーラムでは、幅広い議論が展開されました。討議内容は高齢者のための技術的・社会的イノベーションに関する研究、主な実践例、成功事例からの知見、また、イノベーションの向上についての発表、WHOとそのパートナーが高齢者のためのイノベーションを支援する上での主要な優先課題の特定などです。本レポートは、グローバルフォーラムでのプレゼンテーション、討議、そして、結論をまとめたものです。