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2017

G7神戸保健大臣会合開催記念 「ひょうご・こうべワールド・ミーツ for YOUTH」開催

WHO神戸センターとG7神戸保健大臣会合推進協議会は、青少年の国際感覚を醸成し、国際的に活躍する「国際市民」を育成することを目的に、G7神戸保健大臣会合開催記念「ひょうご・こうべワールド・ミーツ for YOUTH」を2月11日、神戸国際展示場にて開催します。

当日は兵庫県下の高校生を中心に約500人が一堂に会し、さまざまなプログラムを通じて、グローバル・ヘルス(国際保健)、国際協力などについて共に考えます。

プログラムは多岐にわたり、専門家による二つの基調講演:①「国際社会で活躍するには - 国際機関勤務と研究者としての経験から-」(講師:大谷 順子 氏 大阪大学大学院人間科学研究科教授)、②「21世紀の保健課題 -感染症と非感染症のダブルバーデン-」(講師:茅野 龍馬 氏 WHO神戸センター テクニカル・オフィサー)や「高齢化社会を踏まえたこれからの日本」をテーマとしたパネルディスカッション、各高校によるポスターセッション(約100題)、国際的な団体・企業・大学による活動紹介ブースやミニ講演会(約15題)などが予定されています。(詳細はプログラムを参照)

今回のイベントに先立ち、昨年8月にはG7神戸保健大臣会合のプレイベントとして「グローバル・ヘルス(国際保健)、私たちにできること」ひょうご・こうべ保健医療ハイスクールサミットを開催し、参加した兵庫県下の高校生の手で「ひょうご・こうべ保健医療ハイスクールサミット宣言」がまとめられました。

WHO神戸センターのアレックス・ロス所長は「WHO神戸センターはWHO内で唯一の政策研究所で、高齢社会に対応する政策プログラムや、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)達成のための保健システムに関する研究を進めています。我々は海外の知見を神戸に、そして日本の貴重な経験を海外に発信する役割を担っています。我々のもつ「国際性」という強みを、兵庫県、神戸市の高校生の皆さんの国際感覚の育成に役立てていただければとても嬉しく思います」と話します。

G7神戸保健大臣会合開催記念
「ひょうご・こうべワールド・ミーツ for YOUTH」開催

日 時:2017年2月11日(土) 9: 30 ~ 17:00(開場9: 00)
場 所:神戸国際展示場2号館(〒650-0046 神戸市中央区港島中町6-11-1)
主 催:G7神戸保健大臣会合推進協議会、WHO神戸センター
共 催:兵庫県教育委員会、大阪大学(第4回高校生「国際問題を考える日」)
後 援:厚生労働省、外務省、JICA関西、関西NGO協議会、日本国際保健医療学会、神戸市教育委員会
対 象:兵庫県内を中心とした高校生 約500名

プログラム

9:30-9:40   開会挨拶
(兵庫県教育委員会、大阪大学、G7神戸保健大臣会合推進協議会)

9:40-10:50  基調講演
「国際社会で活躍するには - 国際機関勤務と研究者としての経験から-」
講師:大谷 順子 大阪大学大学院人間科学研究科教授
「21世紀の保健課題 -感染症と非感染症のダブルバーデン- 」
講師:茅野 龍馬 WHO神戸センター テクニカル・オフィサー

10:50-11:50 パネルディスカッション「高齢化社会を踏まえたこれからの日本」
コーディネーター:野崎 慎仁郎 WHO神戸センター 上級顧問官
パネリスト:兵庫県の高校生4 名(兵庫県立尼崎稲園高等学校、兵庫県立洲本高等学校、兵庫県立龍野高等学校、神戸市立葺合高等学校)
会場とのQ&Aセッション

11:50-14:30 国際的な団体・企業・大学等による活動紹介ブース(約30団体)/ミニ講演会(約15団体)
(政府・国際機関、大使館・領事館、NGO 、民間企業、大学 等)

14:30-16:40 高校生によるポスターセッション(約100演題)

16:40-16:55 講評

16:55  閉会挨拶
アレックス・ロス WHO神戸センター 所長

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阪神・淡路大震災から22年、改めて防災の大切さを

1月17日、あの阪神・淡路大震災から22年を迎えました。甚大な被害をもたらした地震のあと、多くの絶え間ない努力によって「創造的復興」が成し遂げられ、この地から世界に向けて多くの教訓が発信されました。

WHOを代表して式典に参加したWHO神戸センターのアレックス・ロス所長は「兵庫県、神戸市の防災に対する多大なる取り組みに敬意を表します。自然災害や健康危機への日ごろからの備えと災害時の地域コミュニティの役割の重要性を改めて痛感します」とコメントしました。