WKCフォーラム2022 コロナ禍における学校と生徒のメンタルヘルスを開催
2022年3月26日、「WKCフォーラム2022 コロナ禍における学校と生徒のメンタルヘルス」をオンライン開催致しました。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックとそれに伴う行動制限は、感染への不安やストレスなど、生徒のメンタルヘルスに大きな影響を及ぼしました。COVID-19が生徒に与えるそうした心理的影響を理解し、心理的負担を軽減するための適切な対策を講じることは、教育と医療の両方の観点から取り組む必要のある、緊急の課題です。今回のフォーラムでは、「コロナ禍における学校と生徒のメンタルヘルス」をテーマに、生徒の心理的負担に学校や医療はどのように対応するかについて、専門家と生徒で対話を行いました。
冒頭、大阪大学ユネスコチェア チェアホルダーの山本ベバリー・アン教授とWHO神戸センター、サラ・ルイーズ・バーバー所長よりビデオメッセージが寄せられました。
基調講演では「みんなで考えよう、コロナ時代のメンタルヘルス ー私の経験から考えるー」をテーマに、国連広報センター (UNIC) 根本かおる所長がご登壇され、主に若者に向けて、気持ちを言語化することや、困った時はお互い様という助け合う気持ちの重要性が強調されました。それを受け、パネル討論では、「コロナ禍における学校と生徒のメンタルヘルスの課題と展望」をテーマに、専門家と大学生・高校生パネリストによる活発なディスカッションが、茅野龍馬医官司会のもと進められました。
参加した高校生からは「私自身が今置かれている状況やメンタルヘルスの現状について改めて見直すきっかけになりました。」「自業自得じゃない、困った時はお互い様という言葉 が印象に残っている。当たり前のことのように思えるが、それが出来なくなっている今だからこそメンタルヘルスが大きな問題として取り上げられているのだと思いました。」との声が聞かれました。
WHO神戸センターでは、2月より以下の研究プロジェクトを開始し、今後もこの課題に取り組んで参ります。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミック下における精神的ストレス軽減のためのデジタル介入アルゴリズムの開発
https://extranet.who.int/kobe_centre/ja/project-details/h-edrm_2022_KU
WKCフォーラム2022 コロナ禍における学校と生徒のメンタルヘルス 開催のご案内
WHO神戸センターと大阪大学ユネスコチェアは、「WKCフォーラム2022 コロナ禍における学校と生徒のメンタルヘルス」を下記のとおり開催します。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックとそれに伴う行動制限は、感染への不安やストレスなど、生徒のメンタルヘルスに大きな影響を及ぼしました。COVID-19が生徒に与えるそうした心理的影響を理解し、心理的負担を軽減するための適切な対策を講じることは、教育と医療の両方の観点から取り組む必要のある、緊急の課題です。
大阪大学ユネスコチェアと共同開催の本フォーラムでは、「コロナ禍における学校と生徒のメンタルヘルス」をテーマに、生徒の心理的負担に学校や医療はどのように対応するかについて、専門家と生徒で対話を行います。
[開催概要]
日時:2022年3月26日 10:00開会 12:00閉会
開催形式:オンライン開催
参加費:無料
配信方法:参加登録頂いた方へ接続URLをご案内いたします。
オンライン配信参加方法:こちらから事前にお申し込み下さい。(*先着順、最大200名まで)
言語: 日本語
[プログラム]
10:00–10:10 開会のご挨拶[ビデオメッセージ]
大阪大学ユネスコチェア チェアホルダー、大阪大学大学院人間科学研究科 教授 山本ベバリー・アン
WHO神戸センター (WKC) 所長 サラ・ルイーズ・バーバー
10:10–10:50 基調講演
「みんなで考えよう、コロナ時代のメンタルヘルス ー私の経験から考えるー」
国連広報センター (UNIC) 所長 根本かおる
10:50–11:50 パネルディスカッション
「コロナ禍における学校と生徒のメンタルヘルスの課題と展望」
大阪大学ユネスコチェア、大阪大学大学院 人間科学研究科 教授 山中浩司
京都大学大学院 医学研究科 教授 古川壽亮
英国ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン 医学部学生 島戸麻彩子
兵庫県立兵庫高校のみなさん
[進行]WHO神戸センター (WKC) 医官 茅野龍馬
11:50–12:00 総括と閉会のご挨拶
WHO神戸センター (WKC) 医官 茅野龍馬
※プログラムは一部変更になる可能性があります。
ご案内はこちらからダウンロード下さい。
主催:WHO健康開発総合研究センター (WHO神戸センター)
共催:WHO神戸センター協力委員会
協力:大阪大学ユネスコチェア