2018-10-22

WKCフォーラム「健康・災害リスク管理における科学的進歩へのグローバルな取り組み-アジア太平洋地域へ期待されること」を開催 

WHO神戸センターは、アジア太平洋災害医学会と協力して、WKCフォーラム「健康・災害リスク管理における科学的進歩へのグローバルな取り組み-アジア太平洋地域へ期待されること」を10月16日、シーサイドホテル舞子ビラ神戸で開催し、約200人が参加しました。

基調講演では、WHO ジュネーブ本部で災害リスク管理を担当するJonathan Abrahamsが「災害リスク管理の概念、考え方が変わってきています。受動から能動へ、個々の災害対応から災害脆弱性や地域の対応能力へ、担当分野ごとの災害対応から、分野横断的な対応へとシフトしてきています。WHOでは現在、包括的な災害・健康危機管理の枠組を策定しています」と語りました。

イングランド公衆衛生サービス(PHE)のVirginia Murray教授はWHOの災害・健康危機管理に関するグローバル・リサーチネットワークの展望について述べ、「このリサーチネットワークの研究を通じて、適切なモニタリング・評価に関する科学的なエビデンスを構築することが重要です。また、災害後の健康データ管理についてもさらに検討していく必要があります」と話しました。

香港中文大学のEmily Ying Yang Chan教授は、「健康危機と災害が人々の生活にもたらす影響は計り知れません。この分野にはまだまだ研究ギャップがあり、災害・健康危機管理領域のエビデンスの構築が必須で、地域レベル、国家レベル、世界レベルからのインプットが必要です」と述べ、研究協力を呼びかけました。

続くパネルディスカッションでは「日本における災害発生時のヘルスサポートシステムとデータ管理システム」「災害発生後のこころのケア」のテーマに専門家から最新研究の紹介があり、熱い議論が繰り広げられました。

 

 

関連リンク

プログラムと登壇者一覧

第14回アジア太平洋災害医学会公式ウェブサイト:http://www.apcdm2018.org/index.html

「国際災害医療県民フォーラム~神戸・ひょうごから世界に向けて~」チラシ:http://apcdm2018.org/data/program/hyogo_forum02.pdf