2021-03-17

WHO神戸センターの貢献:地域および世界の保健課題に取り組んだ25年

WHO Kobe Centre 25th Anniversary Logo

今から25年前、WHO健康開発総合研究センター(WHO神戸センター)はこの神戸の地に設立されました。健康開発に焦点を当てた研究所を日本に設立するという、当時の兵庫県知事、神戸市長、そしてWHO事務局長の構想のもと、1996年3月17日に、WHO神戸センターは正式に活動を開始しました。

現在WHO神戸センターでは、人口の高齢化におけるユニバーサル・ヘルス・カバレッジ実現に向けた保健システムの推進や、健康危機管理と災害リスクへの備えの強化に資する研究に取り組んでいます。より一層時宜にかなった研究事業を実施継続するにあたり、兵庫県や神戸市をはじめとする関西地域の幅広い地元連携は、私たちの活動の礎となっています。

この機会に、日本で公衆衛生・保健に従事する現場の方々、ならびに、公衆衛生学の研究に携わる方々に向けて、WHO神戸センターの活動をご紹介した下記2本の25周年記念特別寄稿文をご覧ください。

サラ・ルイーズ・バーバー,ローゼンバーグ恵美.2020年の世界保健機関健康開発総合研究センター.日本公衆衛生雑誌  2020; 67: 845­-849.

サラ・ルイーズ・バーバー,ローゼンバーグ恵美.WHO健康開発総合研究センターの25周年記念に寄せて.公衆衛生情報 2020; 9月号: 24-25.

また、目下制作中のWHO神戸センター25周年記念冊子(2021年4月公開予定)に先立ち、昨年、地元に特に関わりの強い現在の活動をまとめたパンフレットを作成しましたので、こちらからご覧ください。

WHO神戸センターに対して25年間継続的に寛大なご支援をいただいている神戸グループの各御代表へは、WHO事務局長テドロス・アダノム・ゲブレイェソスより感謝状が贈られました。感謝状の原文および非公式訳は、下記リンクからPDF形式でダウンロードできますので、こちらも合わせてぜひご覧ください。